癌という病気は、そんなに特別なものではない。
知っている人の中を探して、癌でなくなった人がまったくいないという人は、ほとん
どいないのではないだろうか。亡くならないまでも、手術をしたとか、検診に行ったら
見つかったという話まで含めれば、割とよく耳にする話題であると思う。
癌の種類も様々で、その時代時代で死亡率の順位の入れ替えがあるようではあるが、
全世代を通じた死亡率で、必ず何かしらの癌が上位にランキングしている。よく耳に
する病気の中でも、死亡率の高いものであるということができるだろう。
しかし、これほど身近で怖い病気でありながら、自分にその危険があると考えている
人は少ないと思う。原因の一つには、病気の特徴があるだろう。食事や喫煙などの
日常生活に発症の原因があるにもかかわらず、ある程度病気が進まないと自覚
症状が現れないということだ。
典型的な身近な病気である風邪などでは、初期の段階から発熱や頭痛などの症状が
現れるので、すぐに医療機関に行こうと思うが、癌はそのような初期段階での自覚
症状がないので、気づかずにいてしまうことが多い。
しかし、癌も他の病気と同様に、初期の段階で治療を始めれば、重篤にならずに
完治できる可能性も向上する。自覚症状が出ていなくても、定期的な健診を心がける
べきだろう。また、身近であっても、病気のことや治療法などには詳しくないものだ
から、がん治療と向き合う人の情報サイトなどを利用して、情報収集をする事も
肝心だ。気にしすぎることはないが、自分が特別に免除された存在だとは
考えないほうがいいだろう。